ノコトラジオFridayPCケアの『パソコン出張お助け隊』第1155回2025-10-24

今週のテーマは、「ランサムウェア感染について」を取り上げました。ご存じのように、この感染は、使っているコンピュータを乗っ取り、使えなくされてしまうから怖いのです。日本でもこのランサムウェア感染が年々増加傾向にあり、被害が広がってきています。先に報道でありました、アサヒホールディング社が標的になり、被害があったようです。その前に、番組内で、某店長が、日本ではハッカーって言っているが、本来はクラッカーって言うみたいな発言がありましたが、言葉の意味としては間違いではありません。元々はクラッカーとは、コンピューターシステムに不正に侵入してプログラムを書き換える者を指す言葉でした。それに対してハッカーとは、そうしたプログラムを修復したり、改善する者を指していましたが、こうした不正な行為をする者達は、自分たちは、「紳士なハッカーです」と言って、コンピューターに侵入して、データ暗号化するのは、システムに欠陥があることを指摘するものであり、お金さえ払ってもらえれば、一度侵入した先には、今後侵入しませんとまで言っているので、こうしたクラッカーが「紳士なハッカー」だと主張するところから、クラッカーもハッカーの一部に変わりがないので、広い意味でハッカーと言うのが、今では一般的なのです。正しく訂正させていただきます。こうした不正な乗っ取りをするのは、ロシア、北朝鮮、中国って言いましたが、これは怖い話ですが、事実だと思ってください。被害額の試算も言いましたが、これはあくまでも、政府機関が調査し回答のあったものだけの金額ですから、2023年?だったと思いますが、ランサムウェア感染で被害にあった企業や団体の平均被害額が2億円くらいなのです。ただし、この金額は被害にあい復旧にかかった額ですから、身代金などは含まれていません。身代金を含めると、1000億円以上になるのは明らかです。いかに大きな金額がかの諸国に流れているのか、とても怖いことだと思いませんか?こうした攻撃は世界中で行われていて、敢えて攻撃って言いましたが、間違いなくサイバー攻撃です。そして、感染件数は約250件なので、単純計算で500億円になるわけです。でも、恐らくもっと大きな金額が実際の被害額なのは明らかですよ、だって政府に報告していない件だってたくさんありますから、かの諸国はこうして、「ランサムウェア感染」で外貨を稼いで日本に脅威を与えているわけです。日本だけではありませんよ、この「ランサムウェア感染」による被害を世界全体での被害額のデータがないのですが、信頼できるアメリカの分析会社によると、2024年時点で、約140兆円にもなるそうです。このレポートを見て何度も記載された数字を確認しましたが、日本円に換算すると、約140兆円が復旧にかかった費用と支払った身代金とのこと、小国の国家予算に匹敵する金額が搾取されているわけです。表にでてこないお金ですから、このお金でミサイル開発でも原爆開発でもやりたい放題ってことですよ、こうしたおかしな国を結果、助けてしまうことに繋がるこの「ランサムウェア感染」を消し去るには、最大限感染しない対策を取るしかありません。

2025年10月25日